- 「バンカメ」の特許申請でリップル社の技術に言及
- 米大手銀行「バンカメ」が申請中のDLT決済特許で、リップルブロックチェーンの技術を引用していることが判明した。「即時差金決済」分野を重要視か。
「バンカメ」の特許申請にリップル
米大手銀行「バンカメ(BoA)」が申請中の特許で、リップルブロックチェーンの技術を引用していることが判明した。
米国特許商標局 が今年の6月に公開したバンカメの特許申請「分散型台帳システムによる即時差金決済」では、DLTを利用する銀行間のコミュニケーションツールが説明されている。このシステムを利用する複数の銀行は、即時に取引における差金決済を行うことが可能になるという。
なお、BoAの考案するシステムの構成などを記述するこの申請では、リップルの分散型台帳技術とリップルの決済仕組み、図解も含まれている。一方、仮想通貨XRPは言及されていない。
バンカメは米国において最もブロックチェーン特許を所有する銀行だが、未だ実利用には至っていないとされている。現段階ではこの申請は承認待ちだという。
直近では、リップル社のシニアエンジニアはブロックチェーンベースの『xCurrent』をインドの全ての銀行に導入する計画を明かした。