GBTCが企業株に勝つ
米大手投資ブローカーCharles Schwabが新たな投資レポートを公開。ミレニアル世代 (23〜38歳)の保有資産ランキングで、ビットコイン投資信託「GBTC」が5番目に位置していることがわかった。投資家の年齢層別・銘柄別で人気株式をランキング化した。
ミレニアル世代の株所有率では、1位がアマゾン:7.87%、2位がアップル:6.18%、3位がテスラ:3.22%、フェイスブックが4位:3.03%、そして5位のGBTC:1.84%と続く。
GBTCの後には、ウォーレンバフェット氏のBerkshire Hathaway財閥、ディズニー、ネットフリックス、マイクロソフト、アリババなどがある。
一方、ジェネレーションX(39〜54歳)とブーマー(55〜73歳)の上位10の株所有ランキングには、GBTCは入っていない。所有率の高い銘柄には、アップルとアマゾンの株といった、時価総額の高い銘柄が並んだ。
GBTCは現物ビットコインの投資と異なり、BTCを投資家が自ら保有する必要がなく、値動きの恩恵を受けながら間接投資ができる取引商品でもある。大口投資家や機関投資家からも資金流入額が増加していることが報告されており、四半期ごとにGBTCは新規に発行される傾向が続いている。
株式と並ぶ中でも、保有率が高い水準にランクインしたことが報告されたのは、価格安が続く仮想通貨市場における中長期のプラス要因となりそうだ。