米マネーグラム、リップルネットと仮想通貨XRPの利用拡大を計画

マネーグラムの事業拡大

Rippleの戦略パートナーである大手送金企業マネーグラムのCEOは新たな決算コールで、リップルネットと仮想通貨(暗号資産)XRPの利用を拡大する方針を発表した。

新たな計画で明かされたのは、「account to account」というP2Pペイメントのスピードを加速させる口座間サービスへのリップルネットの統合。同サービスは、個人顧客の銀行口座間の送金サービスで、異なる国の口座にも対応する。

Alex Holmes CEOは「Ripple社との提携で、我々のP2Pシステムが進化するようになったため、送金高は増えている」と明かした。

一方、送金ソリューションODLの法定通貨送金ルート(コリドー)でも、より多くの送金ルートの導入に向けて準備を整えているという。

昨年12月のCNNの取材では、フィリピンペソやオーストラリアドルを含む新たなルートに拡大している旨を明かしていた。

XRPを介する送金プロダクトのODLを利用する一方で、仮想通貨の現物保有については、当局の規制がネックになっていると答えている。

参考:マネーグラム

CoinPostの注目記事

リップル幹部、仮想通貨XRPとETHの将来的な優位性語る
米リップル社のプロダクト管理部門の幹部Asheesh Birla氏が、サンフランシスコで開催されたゴールドマンサックスのカンファレンスで、仮想通貨リップル(XRP)とイーサリアム(ETH)の優位性を語った。
マネーグラム、ODLの実績語る 「仮想通貨XRP保有」は規制がネックに
仮想通貨XRPを介すODLを実利用するマネーグラムのCEOが、XRPの保有状況やこれまでの利用実績を語った。