米FRB副議長、中央銀行デジタル通貨(CBDC)発行の必要性に疑問符
そもそもCBDCは必要なのか米連邦準備制度理事会(FRB)のランダル・クオールズ(RandalQuarles)副議長(金融規制担当)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)支持派の考えに懐疑的な見方を示し、CBDC導入の利点とコスト、実用性を慎重に分析し、検討することが重要だと述べた。6月28日、ユタ州銀行協会の年次総会で講演したクオールズ氏は、CBDCがもたらす利益は不明瞭である一方、その導入は「重大かつ明確なリスクをもたらす可能性がある」と警鐘を鳴らした。FRBは今夏にCBDCに関する研究論文を公開すると...