米FRBパウエル議長、利下げに慎重姿勢示す 景気は堅調であるとの見方

利下げに慎重姿勢示す米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9月30日、全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で講演し、これから時間をかけて利下げを行っていくと表明した。投資家の懸念事項の1つである雇用については、多くの指標が堅調さを示していると説明。例えば失業率は、自然失業率の推定範囲内に十分おさまっているとの認識を示している。FRBは9月に行ったFOMC(連邦公開市場委員会)の会合で、2020年3月以来、4年半ぶりの利下げを決定。通常の0.25ポイントの倍となる0.5ポイントの大幅利下げを行っ...