中国の裁判所、仮想通貨による賃金支払いを違法と判断

「仮想通貨は法的保護の対象外」中国深センの裁判所は、暗号資産(仮想通貨)は賃金の支払い手段として使用できないとの判決を下した。法定通貨とは異なり、労働法の保護の対象外であるとしている。地元メディアが28日に報じた。一方で上海では、仮想通貨の個人的所有は合法と明言する判例が出ており、中国で仮想通貨が法的に複雑な位置にあることを窺わせる。深センの事件は、原告がある企業を訴えたものだ。原告は2021年6月にこの企業に入社し2か月の試用期間付きでエンジニアとして勤務することを規定した「労働契約」に署名。その後解雇さ...