新たなビットコイン先物投資商品 米SECに目論見書を提出

ビットコイン先物ファンドをSECに申請
米資産運用企業がBTCの新しい先物投資商品の目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出。本商品は、ビットコインの先物への投資などを行うことによって、値上がり益を得ることを目的とする。

BTC先物投資商品をSECに申請

米資産運用企業Stone Ridgeが、ビットコイン(BTC)の新しい先物投資商品の目論見書を、10月2日に米証券取引委員会(SEC)に提出した。

この目論見書によれば、「NYDIG Bitcoin Strategy Fund」という名称の本商品は、ビットコインの先物に投資することによって、「キャピタルゲイン」得ることを目的とする。

米商品先物取引委員会(CFTC)に登録された仮想通貨取引所でトレードされる現金決済のビットコイン先物を対象とし、Bakktが提供するような現物決済のビットコイン先物には投資をしないと、Stone Ridgeは説明している。ビットコインや他の仮想通貨に直接に投資する投資商品ではない。

またビットコイン先物の他には、現金や米政府発行の証券を多く組み入れ、小規模ではあるが企業資金や債券への投資も行うと目論見書では説明されている。

本商品への投資は最初、10ドル(約1070円)単位から開始し、最低購入金額はないとしている。純資産には最初は2500万ドル(約27億円)の上限を設ける。Stone Ridgeは、ビットコインやビットコイン先物は価格変動が大きく、本商品に投資をする際は損失を被る可能性があると、目論見書に注意を記載した。

ニューヨークを拠点にするStone Ridgeは中国でも事業を行なっており、8月30日時点での運用資産は150億ドル(約1兆6000億円)だと同社は説明している。

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