Elrondとサムスン
バイナンスのIEO銘柄「Elrond」によるゲームアプリは今年第1四半期(1〜3月)にサムスンのギャラクシーストアに公開される予定だ。
ゲーム名は「Battle of Elrond」。マルチプレイゲームで、プレイヤーは敵を倒すたびにElrondの独自トークンであるERDを獲得できるという。なおこのゲームアプリはdAppsではなく、ブロックチェーンを利用したアプリだと責任者は説明した。
このゲームはサムスンギャラクシーストアで公開されるため、Galaxy S10などのプレミアムブロックチェーンスマートフォンのみでこのゲームをダウンロードできる。
Elrondとサムスンは昨年11月に提携。サムスンのブロックチェーンスマートフォンのウォレットもERDトークンに対応している。
Elrondは高速かつ安全な独自のブロックチェーンネットワークを開発中だ。ローンチ後には、Battle of Elrondは独自のメインネットに移行される予定で、それまではERC20トークンのERFが用いられる。
拡大するブロックチェーンゲーム業界
最近、ブロックチェーン・仮想通貨をゲームに応用するユースケースは増加している。昨年12月には、米半導体製造企業のAMDもブロックチェーンゲームに参入した。その中には数億円規模の収益を挙げるImmutableなどのスタートアップも含まれる。
Immutableは今年、「Gods Unchained」というゲーム内で1枚6.2万ドル(約680万円)のNFTカードを売り上げている。これは「マジック・ザ・ギャザリング」の「ブラックロータス」に次いで史上2番目の高値で取引されたカードになる。
様々なブロックチェーンゲームが開発されている中で、Battle of Elrondにはいくつかの注目すべき点があるという。第一に、このゲームではERDトークンのみが使用され、交換不可能なゲーム内トークンは使用されない。また、Gods Unchainedなどの1対1ゲームと異なり、複数プレイヤーによる対戦ゲームの特徴を持つ。