海外著名アナリストが指標分析
仮想通貨ビットコイン(BTC)の高騰を受け、海外の著名アナリストが見解を述べている。
米投資企業Fundstratのトム・リー氏は、BTCが強気相場に突入したとみている。
その根拠として挙げているのは、BTCの価格が200日移動平均線(MA)を上に抜けたことだ。長期的な傾向を表す指標を超えたことを評価している。1月から好調なスタートを見せたことで、2020年はBTCにとって素晴らしい一年になると期待を寄せた。
Bitcoin moved back above its 200-day moving average on 1/27… positive milestone and reinforcing 2020 shaping up to be great year for $BTC #bitcoin
— Thomas Lee (@fundstrat) January 29, 2020
– whenever BTC >200D, win-rate (6M forward) jumps to 80% and essentially re-entering bull market (>200D)#BTD #bestasset2020 pic.twitter.com/YbpQYHpLaj
リー氏は別のツイートで、米株式市場(ナスダック)やゴールドなどと比較し、ビットコイン(BTC)は2020年最もリターンの高い金融商品だと述べている。資産の安全な避難先として、需要が高まっていると説明。利益率はナスダックとゴールドが3.4%で2番目に多いのに対し、BTCは26.5%である。
またeToroの市場アナリストであるMati Greenspan氏も、200MAを超えたことをツイート。この時点でBTCは、上昇傾向に転じたと述べている。
BREAKOUT CONFIRMED!!
— Mati Greenspan [tweets are not trading advice] (@MatiGreenspan) January 29, 2020
The downward Channel is Officially Pulverized!
The downward Channel is Officially Pulverized! At this point, the breakout is clear. The 200 DMA is in the dust. Get your rockets & lambos ready bois, we goin to da moon. pic.twitter.com/rDZVPjsKg9
一方で大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXのアーサー・ヘイズCEOは29日、「ブローオフトップが近いかもしれない」と警戒感を示した。「ブローオフトップ」は、取引量が急増し、価格が上昇した後に急落するシナリオ(天井シグナル)をさす。
ヘイズは、ブローオフトップの根拠として、「先物のベーシスが高まっている」と示した。「ベーシス(basis)」とは、現物価格と先物価格の価格差のことで、つまり、熟練の投資家が現物を買い、先物を空売りしプレミアムだけを稼ぐ傾向になりやすいという。
Futures basis at local highs. Spot is creeping up. The blow off top seems nigh. pic.twitter.com/gQIcHSfpoM
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) January 29, 2020