ロシア:6つの仮想通貨関連サイトが閲覧制限対象に=通信規制当局

過去にはブロックを撤回させた例も

ロシアで仮想通貨(暗号資産)関連のコンテンツを提供する6つのWEBサイトへのアクセスが通信規制当局(RKN)により、制限された。

Nyandomsky地方裁判所での判決を受け、5日からbtcphone.ru, alfatop.me, nicechange.org, bitokk.com, prostocoin.comの5つのWebサイトの閲覧制限が開始された。2017年の税務局からの要請に基づき仮想通貨情報ポータルサイトの「Bits.media」の掲示板コンテンツもアクセス制限の対象となったという。

Bits.mediaの創設者Ivan Tikhonov氏は、Facebook上で以下のようにこの制限にコメントを行なった。

RKN(通信規制当局)は、またサイトをブロックしている。VPNやプロキシ(ブロックを回避してサイトを閲覧する手段)を利用してください。

ロシアでの仮想通貨関連サイトのブロック

RKNは、2015年から仮想通貨関連サイトのブロックを開始した。お金の代用品の流通を禁じるロシアの法律を根拠としているが、仮想通貨に関わる情報の公開を禁じる法律は無く、今までにブロックされたサイトの多くは、裁判所の判決に異議を申し立てを行い、制限を取り下げさせることに成功している。

当局者の最新の声明によると、規制の欠如により取り締まりが難しくなっていることから、ロシア議会は3月末までにデジタル金融資産に関する法律を採択する可能性がある。

なお、ロシアのFSBと中央銀行は、仮想通貨による決済は禁止する方針であることが2月末に報じられている。

関連速報 ロシア政府、仮想通貨決済を正式に禁止する方針=地元メディア

参考:6 Crypto Websites Blocked by Russia’s Media Watchdog, Including News Outlet

CoinPostの注目記事

速報 ロシア政府、仮想通貨決済を正式に禁止する方針=地元メディア
ロシア連邦安全保障局(FSB)は支払い手段として、仮想通貨(暗号資産)の使用を禁止する方針。ロシアの中央銀行とも合意に至ったことがわかった。
ロシア新首相が経済のデジタル化を推進
ロシアの新首相に任命されたミシュスチン氏が、経済のデジタル化を推進する意向を表明。「国家としてデジタルプラットフォームを作るべきだ」とも言及した。仮想通貨へのスタンス変化にも繋がるか。