【速報】仮想通貨ビットコイン大暴落、68,000BTCの大規模ロスカット

ビットコインが大暴落

12日19時半頃、仮想通貨ビットコインが一時5000台まで大暴落。フラッシュクラッシュが発生した。

4時間足

このような現象は、板が薄くなるなど流動性の低下する薄商いの中で、大口の成行誤発注のほか、ビットコインなど連動銘柄を含む相場操縦を意図した仕掛け売り、投資家のストップロス連鎖、あるいは取引システム異常などが要因となり発生する。

BitMEXでは、68,224BTCのロスカットが発生。金額にして545億円相当に上る。

直近相場では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、投資家心理が急悪化。米ダウ平均株価の記録的な急落が相次いでいるほか、2月20日時点で23,000円台後半だった日経平均株価は、3月13日時点で18,500円まで暴落。株の追証回避売りなど、リスク資産全般に記録的な投げが発生したことで、ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場にも波及していた。

過去の事例

bitFlyerでは相場急変に伴いサーキットブレイカーが発動したが、昨年2月にもサーキットブレイカーが発動している。

国内最大手のbitFlyerのBTCFXでは昨年2月、ロスカット連鎖に伴うフラッシュクラッシュで、マイナス乖離が-15%近くの異常値まで加速した結果、サーキットブレイカーが発動。価格がオーバーシュートして、一時-10万円幅となる35,6万円台を記録するなど異常事態を引き起こした。

出典:bitFlyer BTCFX

サーキットブレイカー(CB)とは

サーキットブレーカー制度とは、誤発注等による価格急変防止の観点から、取引の一時中断を行う制度。bitFlyerでは、基準価格の上下20%の値動きが起きた際にCBが発動し、約5分間取引中断が行われる。

▶CoinPost:仮想通貨用語集

CoinPostの関連記事

マイニングコストから仮想通貨ビットコインの底値を予想する理論価格モデル 
仮想通貨ビットコインのマイニング費用から、BTC価格の下限値を予想する「理論価格モデル」について解説。興味深いことに、生産コスト(CoP)モデルの理論価格と過去のBTC価格比較は、ほぼ一致した。
パンデミックで金融市場の暴落止まらず、岐路に立つ仮想通貨ビットコイン
新型コロナウイルスのパンデミックで各国の生活基盤や医療体制そのものが脅かされるなか、ビットコインなど仮想通貨市場も再び急落するなど正念場を迎えている。欧州中央銀行総裁は「リーマン・ショック以来の危機再来」を警告した。