現金社会からの脱却、パンデミックで加速した「P2Pデジタル決済」の現状=NY連銀レポート
P2P決済の普及拡大米ニューヨーク連邦準備銀行が発表した新しいレポートによると、新型コロナウィルスの感染拡大が、消費者の決済手段の選択に変化をもたらすきっかけとなっていたことがわかった。特に、パンデミックによる景気後退を下支えするための大型景気刺激策として、米国政府から個人への現金給付が開始した4月15日以降には、P2P決済アプリの伸びが顕著であったと報告されている。現金決済の減少とデジタル決済の増加レポートによると、米国では小売決済の大半が既にデジタル決済となっているが、現金を介したウィルス感染拡大のリ...