- エレクトラムの機能が向上
- 人気の仮想通貨ウォレット「エレクトラム」に、ビットコインのライトニングネットワークが実装されることが明らかになった。取引の高速化や手数料削減、取引規模の拡大を目的としている。
エレクトラムにライトニングネットワークを実装
人気の仮想通貨ウォレット「エレクトラム」に、ビットコインのライトニングネットワークが実装されることが明らかになった。
エレクトラムの開発者であるThomas Voegtlin氏が、ウクライナで開催されたブロックチェーンのイベントで、正式なリリースが近づいているとCoinDeskに語ったという。具体的なリリース日は明かしていないが、イベント会場で新しいエレクトラムのテスト版を披露した。
ライトニングネットワークとは、オフチェーン上のセカンドレイヤーペイメントプロトコルのことで、この技術を導入すればビットコインのネットワークを直接利用するよりも、取引の高速化や手数料の削減が可能になり、さらに大きな取引ができるようになる。
Voegtlin氏はライトニングネットワークの実装について以下のように語った。
我々は約1年ライトニングネットワークの実装に向けて取り組んできた。そして現在は本格的に実装できる段階に達している。
実際の稼働は7月末までには実現するだろう。我々はユーザー自身が自分の資産の管理をできるようになることを望んでいる。
高速性やシンプルさで人気となっているエレクトラムが、ライトニングネットワークの実装でどのくらい利便性が増すか、期待して見守りたい。