- Bakktの正式ローンチ、今四半期中に開始か
- 現物先渡しビットコイン取引の提供を控えるBakktの正式ローンチ日時が、今回の四半期(米Q3:7月〜9月)になる見込みであることがわかった。サミットの参加レポートが公開、仮想通貨市場における重要ファンダの目先材料の一つに。
Bakktの正式ローンチ目処
現物先渡しビットコイン取引の提供を控えるBakktの正式ローンチ日時が、今回の四半期(米Q3:7月〜9月)になる見込みであることがわかった。
先週ニューヨーク証券取引所(NYSE)で、投資家や機関サービス関係者を集め開催された「Bakkt Institutional Digital Asset Summit」の参加レポートをFundStrat社のSam Doctor氏がツイッター上で公開した。同レポートは、サミットで明かされた内容をまとめた資料となっている。
We think #Bakkt could be a huge catalyst for institutional participation in the #crypto market. Here are our takeaways from the Bakkt institutional summit yesterday at the NYSE… #bitcoin #BTC #ETH @fundstrat @fundstrat_ken pic.twitter.com/lkRylD1P4C
— Sam Doctor (@fundstratQuant) July 19, 2019
Bakktは、7月22日からユーザー受け入れおよび先物のテスト(UAT)の開始を予定している。このUATに続く形で、Bakktの正式ローンチも同四半期に行う予定であるという。ローンチに必要なNYのカストディライセンスの取得目処がたった可能性も示唆した格好だ。
Bakktのビットコイン先物取引は、NY証券取引所の親会社にあたるICE(インターコンチネンタル・エクスチェンジ)が運営する先物取引所ICE Futures U.S.で取り扱いを予定する。現物先渡し先物取引ローンチによる、機関投資家参入の利用増加は、市場における大きなファンダメンタルズ要因となっている。
Bakktの先物公開による期待感には、以下のような理由が挙げられる。
- ICEのプラットフォームで取引が行われる点(金融投資家の利用につながる)
- 日間の現物先渡し先物取引を提供するため、実質的な現物取引のBTC取引が可能になる
- 不正取引を排除した透明性の高い仮想通貨金融商品が取引される
- 指数提供なども行なっているICEのシステムを利用した派生金融商品の開発も活発になる可能性
- 第二フェーズ以降に控える、ビットコイン決済へ一歩進む(スタバなどと共同)