仮想通貨ニュースサイト-CoinPost 2019-07-23 17:23:32

DMM Bitcoinは7月10日からXRPの取り扱いを開始致しました。

なぜこのタイミングでXRPを上場させたのか。次に上場する通貨はどのような通貨を上場させるのか、それらを主なテーマに今回はお話をしていきます。

XRP取り扱い開始した裏側

XRP上場の背景は、もともとDMM Bitcoinとしては、暗号資産というのを証券市場になぞらえる形で中心的な戦略を取っています。 それには多様な投資アセットクラスがあり、例で挙げると株、債券、通貨などが含まれ、それらの中に暗号資産があります。

多様な投資アセットクラスの一部である暗号資産を取り扱うことで、暗号資産の交換業者として投資機会をお客様に対して提供していくということが役割として考えています。

証券市場の活性化は新しい銘柄の採用であって、IPOでニューマネーの取り込みができます。これは社会や経済、産業のあり方に合わせて、新しい銘柄がIPOでどんどん上場していくことがそのメカニズムを生んでいます。

そのような意味で、暗号資産交換業をやる者としては、新しい銘柄を入れながら、ニューマネーの獲得と財産の価値の交換に対しての循環を自分たちの中で生み出さないといけないと思っています。

XRPを選んだ理由として、すでにレバレッジ取引で提供している銘柄の中で、現物取引のニーズが高いというのがXRPでした。 また、最も重要なことは、ウォレット管理の技術において、自分たちでR&Dを含めて自社グループ内でノウハウを保有することができたというのが最終的な判断に至りました。

今後取り扱う通貨は何か

今後どのような通貨を扱っていくかというと、現在、レバレッジ取引で扱っている銘柄の中で需要が高いものを採用していくことは、一つのアプローチとしてはありますが、3通貨とそれ以外の差が大きいのです。

この3通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)で、どこの会社も同じだと思いますが、それ以外の取引量はそんなに多くなく、それを現物の通貨としてコストをかけて追加することが得策かといわれるとそうではなく、懐疑的なのです。

逆にユーティリティ性を高く持っているような暗号資産、かつ自分たちで対応可能なもの(ERC20など)を中心に四半期につき数銘柄ずつ、新たな銘柄追加をすることが出来ればと思っています。

第1号はリップルでしたが、第2号、第3号というところでいくと、現在、レバレッジで扱っているものかというそうではなく、高いユーティリティ性を持っているもの、ユーティリティトークンとして使えるような状態にあるもの、価値自体が向上する可能性があるもの、技術的に言えば、自分たちの技術で扱えるものを採用していければと考えています。

ユーティリティを対象にしている産業領域は、広告アフィリエイトの領域のトークンやゲームエンターテイメントのトークンというところに注目しており、我々はこの中で有望なものを一つでも多く発掘出来ればいいなと思っています。