昨日は米財務省外国資産管理局(OFCA)が、マネーロンダリングや違法薬物の密輸に関わったとして中国籍3名の氏名と彼らに帰属するBTC及びLTCのアドレス情報を開示した。さらに日本時間午前9時頃には、米ホワイトハウスがBTC、BCH、ETH、XMRがオンラインでの違法薬物の売買に利用されていると指摘する注意書きを発表したことが報じられ、BTC/JPY相場は朝から上値の重い展開となり108万円台から一時104万円周辺まで安値を広げた。
朝方の下落により、BTCは対ドルで心理的節目となる1万ドルを一時割り込んだが、同水準での買い支えは根強く午後からジリジリと上げだし、終値は1万ドルを僅かに上回った。対円では終値を107.7万円に着け、昨日は▲0.44%の小幅安となった。
先週14日から相場は上下に大きく振れ、やはり短期的な流れを読み難い神経質な相場展開となっている。外国為替と株式市場でも、ジャクソンホール(22日〜24日)とG7サミット(24日〜26日)まで手掛かり難の状況が続いている模様で、いずれの市場も方向感を見出し難くなっている。本日はジャクソンホールにてジェローム・パウエルFRB議長の講演を控えているが、一昨日に公開された7月分FOMC議事要旨に対し暗号資産市場が反応薄だったことに鑑みれば、相当なサプライズがない限り相場への影響は軽微と思われる。
第1表:対円市場四本値 出所:bitbank.ccより作成
第2表:前日対円市場の騰落率、平均値、出来高(JPY)、出来高増減率 出所:bitbank.ccより作成
第3表:対円市場期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第1図:BTCJPY(左上)、XRPJPY(右上)、MONAJPY(左下)、BCCJPY(右下)チャート
出所:bitbank.ccより作成
第4表:対BTC市場四本値 出所:bitbank.ccより作成
第5表:前日対BTC市場の騰落率、平均値、出来高(JPY)、出来高増減率 出所:bitbank.ccより作成
第6表:対BTC市場期間別騰落率 出所:bitbank.ccより作成
第2図:LTCBTC(左上)、ETHBTC(右上)、MONABTC(左下)、BCCBTC(右下)チャート
出所:bitbank.ccより作成
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bitbank Daily 2019/08/23:BTC1万ドル割れから反発も手掛かり難続くか
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