週間ビットコイン相場 2019/2/26 ビットコインの価格は先週から横ばいで推移、買戻しによる上昇に期待

ビットコインの価格は、先週の41.8万円からほぼ変わらずの41.5万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

Bitbank,BTC/JPY日足チャート

過去のチャートパターンでは買戻しによって上昇する

先週、ビットコインの価格は一時約46万円を記録するも、高値を維持することができず価格は41万円まで反落しています。一方、その後は下落することなく価格を維持しています。

ビットコインの過去のチャートパターンを参考にすると、上昇相場の最高値から下落した際、その後再度上昇する場合が多くみられます。最高値で売ったトレーダーが一時的に買い戻していることが要因であると考えられます。

昨年12月、35万円から46万円まで上昇した際も高値から下落した後、再度上昇する場面がみられました。

Bitbank,BTC/JPY日足チャート

上図は昨年一年間のチャートですが、同様の値動きをしている場面が多く存在します。

Bitfinex,オーダーブック

Bitstamp,オーダーブック

data.bitcoinity.orgが提供しているBitfinexとBitstampの買い(緑線)と売り(赤線)のオーダーブックを確認すると、昨日から売りが減少し買いが増加していることがわかります。上図は現在の価格から5%以内のオーダーを表示しています。

過去のチャートパターンと現在のオーダーブックを見ると、今週ビットコインの価格は反発する可能性が高いと推測されます。

Bitfinexのオープン・ポジション数が減少、大きく動き出す前兆か

現在Bitfinexのロングとショートのオープン・ポジションの数が大きく減少しています。市場の方向感を読むことが難しいため、ポジションを閉じているトレーダーが多いようです。

Bitfinex,ロング&ショート・ポジション

暗号通貨の著名トレーダーの一人であるWilly Woo氏は、オープン・ポジション数が減少すると価格が長期トレンドの方向へ大きく動き出すことを指摘しています。

下図はBitfinexのBTC/USDチャートと、ロングとショートの総オープン・ポジション数を表したものです。

Bitfinex,BTC/USD3日足チャート&オープン・ポジション推移チャート

2018年以降のチャートでは、オープン・ポジション数の大きな減少は価格の下落を示唆するシグナルとなっています。これは相場の長期トレンドが下落トレンドであったためだと考えられます。

一方、2017年12月にオープン・ポジション数が減少した際は、相場が上昇トレンドであったため価格が大きく上昇しています。

ビットコインの下落トレンドは現在も継続しており、長期トレンドに従うと今後価格がさらに下落する可能性が高いと推測されます。


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