仮想通貨取引所コインベースのxRapid導入期待 仮想通貨XRPの価格上昇に関係か

コインベースがxRapidを利用する可能性
コインベースがリップル社のxRapidを利用する可能性が、 リップル社役員の発言から明らかになった。XRPの高騰背景の一因にあげられている。
           

コインベースがxRapidを利用する可能性

リップル(XRP)は18日、前日比18%高の33円台(12時時点:CoinCheck)まで急騰。高騰の背景には、コインベースがリップル社のxRapidを利用するのではないか、とする期待感がある。

13日にパリで行われたブロックチェーンフォーラムで、リップル社のグローバルマーケティング責任者Breanne Madigan氏は、仮想通貨XRPを活用する「xRapid」を有効活用できる企業の一例として、米大手仮想通貨取引所コインベースを取り上げた。

Madigan氏は、先日xRapidの利用を始めた大手送金業者「マネーグラム」で米国在住者がメキシコ在住者にメキシコペソを送金する場合、以下のようなプロセスが考えられると説明した。

リップル社と「マネーグラム」との提携関係を通して、為替のステップ1に該当する仮想通貨取引所に米ドル送る。米国では、コインベースがその取引所の一例である。そこで米ドルはXRPに交換され、国境を超えてBitsoなどメキシコの仮想通貨取引所に着金する。

BitsoではXRPを受け取り、メキシコペソにキャッシュアウトする。そして、マネーグラムのユーザーはそのペソを直接受け取る。

Madigan氏は話すのは、XRPを利用した送金プロダクト「xRapid」の取引で各国通貨とXRPを一時的に交換する際の推奨取引所として機能する仮想通貨取引所を意味している。現在USドルとの取引ではBittrexが推奨取引所として提携を行っているが、同社はNY州のBitLicenceの取得に失敗しており、米Coinbaseが加わることで、同送金プロダクトの大きな後押しとなるとの見方も強まる可能性がある。

現時点で、コインベースがxRapidを利用するか確定したわけではないが、NY州のビットライセンスの登録を受け規制下に置かれる取引所「コインベース」の名前が上がったことで、市場の期待感が高まった可能性がある。

なお、XRPは2月にコインベースへの上場されており、それ以降米国を中心とした現物取引の提供が行われている。

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参考:OECD