SBIグループの送金アプリ「マネータップ」個人情報保護のTRUSTeマークを取得

Money Tapが第三者認証取得
SBIグループの送金アプリ「マネータップ」が、個人情報保護の第三者認証TRUSTeマークを取得したことが発表された。プライバシーガイドラインに適合した業者のみがマークを掲載できる。

SBIグループの送金アプリMoney Tapが個人情報保護の第三者認証を取得

SBIグループのマネータップ株式会社は17日、同社の手がける送金アプリ『Money Tap』が一般社団法人日本プライバシー認証機構から個人情報保護の第三者認証を取得したことを発表した。TRUSTeと呼ばれるこの認証制度は、インターネット上でのサービスにおいて個人情報保護などが適切に行われているかを審査する。

TRUSTeは1997年にアメリカで生まれた認定制度で、eコマースなど、インターネットで展開されるサービスの信頼性を確保することを目的として創設された。

事業者が申請を行うと、個人情報の運用や、プライバシー保護の仕組みが適切に取られているかについて審査が行われ、プライバシーガイドラインに適合した業者のみが取得することができる。

また、認証を受けた業者は自社サイト上などにTRUSTeマークを掲載することができ、そのマークによって利用者はサービスが信頼できるサービスであることを確認できる。

制度にはウェブプライバシー認証とスマホアプリ認証の2種類があり、米国やEU、APEC加盟国など、世界中で企業が個人情報を適切に扱っていることを示すことができる制度として普及している。

今回Money TapがTRUSTeマークを取得したことで、同アプリ上での個人情報保護が適切に行われていることが公正な第三者の視点から確かめられたといえる。

Money Tapについて

Money TapはSBIグループが手がける送金アプリで、米国Ripple社の提供する分散型台帳技術などを基盤技術として利用している。

同アプリは24時間365日いつでも即送金、即着金ができることを特徴としており、利用者は相手の口座番号の他、QRコード、電話番号などをつかって送金を行うことができる。

次世代の送金サービスとして期待が集まっており、既に、同アプリを運営するマネータップ株式会社にはおよそ30近い銀行が出資を行なっている。

CoinPostの関連記事

SBI子会社のマネータップ、新たに国内9銀行が出資し計29行に
モバイル送金アプリを提供するマネータップ社に、7月と8月を合わせて新たに9行が資本参加したことが分かった。これにより、資本参加銀行は合わせて29行となる。
スマホ用送金アプリ「マネータップ」実店舗決済で実証実験開始|年内の本格サービスへ
SBIホールディングスの子会社SBI Ripple Asiaは、マネータップで店舗決済が出来る実証実験を開始した。米Ripple社の分散台帳技術(DLT)である「xCurrent」を基盤技術としている。