- 米大手投資グループCEOがビットコインを持つつもりはないと発言
- 米大手投資グループBlackstone GroupのCEOは、米経済誌Fortuneのインタビューで「ビットコイン投資に懐疑的な理由」を明かした。一方、ブロックチェーン関連企業への投資には関心を寄せている。
『ビットコインを持つつもりはない』
米大手投資グループBlackstone GroupのCEO兼会長を務め、同社の共同創設者でもあるStephen Schwarzman氏は、ビットコインの支持者ではない。
「私はビットコイン投資への関心が薄い。なぜなら私にとって理解しがたい資産からだ。」
運用資産額5,000億ドル(50兆円)を超える企業を率いてきたSchwarzman氏は、Fortune紙のインタビューの中で、このように述べた。
新興資産には懐疑的
Schwarzman氏は、政府発行通貨は、(犯罪のような)悪い動きをコントロールしやすい性質を有することで一定の安全性が担保されていると信じており、過剰供給にならない限り「経済は守られている」との見方を示したが、仮想通貨に対しては米トランプ大統領同様に懐疑的だ。
「見知らぬ人と取引が行えるというアイデアは、ダーティーマネーやドラッグマネーの資金洗浄行為など犯罪行為を助長するだけだ。」
一方Schwarzman氏は、”視野の狭い考え方”であるかもしれないと認めた上で、そのような問題さえ解決できれば、仮想通貨を認めることも吝かではないようだ。
Schwarzman氏はビットコインには否定的だが、その基盤となるブロックチェーン技術については概ね好意的だ。投資ファンド運用会社ブラックストーン(The Blackstone Group)として、ブロックチェーンを利活用する企業への投資を検討している」と付け加えた。