- 米議会のフェイスブック社に対する要求
- 米国会はザッカーバーグ氏に仮想通貨リブラプに関して来年1月までに証言することを望んでいる。なお同社COOに対しても10月中に公聴会に参加することを要求した。
米議会のフェイスブック社に対する要求
米国会はフェイスブック社のCEOマーク・ザッカーバーグ氏に仮想通貨リブラに関して、公聴会で証言することを求めている。
国会の関係筋によると、Maxine Water氏が議長を務める米下院金融サービス委員会がザッカーバーグ氏に対して1月までに公聴会へ出席するように要求している。
フェイスブック社のCOOを務めるSheryl Sandberg氏は10月29日に開かれる予定の公聴会に先立ち、委員会に対して証言を行うことに暫定的に合意しているが、同委員会はザッカーバーグ氏の参加合意が取れるまでその日程を定めないとしている。つまり、COOだけでなくCEOも同席することを求められている。
先週には、フェイスブック社がSandberg氏の公聴会詳細を交渉している最中であり、10月下旬かそれ以降に行う予定だと報じられた。
7月には、フェイスブック社のDavid Marcus氏が米上院・下院を前にし証言を行い、同プロジェクトに関する痛烈な批判を多く浴びた。例えば、オハイオ州上院議員のSherrod Brown氏はフェイスブック社を「危険」だと断定し、アメリカ人の信頼に値しないと批判した。他の議員の中には、リブラの開発を停止することを求める者もいた。
今週初めに報道された、フェイスブック社の社内会議の漏洩音声ではザッカーバーグ氏が公聴会に触れる場面があった。同氏は公聴会が「少しドラマチックに進む傾向がある」と述べた一方で、世界中のさまざまな規制当局とのプライベート会議の場合は「より実務的な話題」に取り組んでいるとした。