SCB銀がEEAに加盟
6800億ドル(約75兆円)超の資産を持つ英国の大手多国籍銀行スタンダードチャータード銀行(SCB)は、イーサリアム企業連合(EEA)に加盟した。
SCBは、EEAに加盟している他業種のリーダーと協業し、ブロックチェーン技術の研究と銀行セクターへの応用を強化するという。
EEAにはすでにJPモルガンやING、Citi、スペインのBBVAといった巨大銀行グループを初め100社が加盟している。EEAは、企業に有益なオープンスタンダードとして、イーサリアムブロックチェーンを普及させる目的で設立された。
同銀行はブロックチェーン技術に関して、「デジタル化時代において銀行業と商業の核となる技術であるため、そのトランザクションは安全で迅速なものになる」との見解を示した。
SCBのブロックチェーンに関する取り組みはこれが初めてではない。同行はR3社の貿易金融プラットフォーム「Voltron」の設立メンバーであり、8月にはVoltronを活用し、石油業界でクロスボーダーの信用状(LC)取引の試験に成功した。
なお、米Rippleにも出資を行った。同行はブロックチェーン技術を用いたサプライチェーン金融ソリューションを中国のLinklogisと開発しており、タイとシンガポールの中央銀行によるデジタル通貨プロジェクトにも参加している。
Swell 2019にて、新たにペルー大手銀行Interbankが仮想通貨XRPを利用するODLを採用したことがわかった。責任者Joisie Mantilla氏は、さっそくODLの利点をスピーチで述べた。