BakktのCEO、国会上院議員に選出へ 業界地位向上の追い風に

BakktのCEO、米ジョージア州代表の上院議員に選出

BakktのKelly Loeffler CEOは米ジョージア州を代表する国会上院の議席を獲得する。地元新聞のAtlanta Journal-Constitution(AJC)が11月29日に報じた。

AJCによると、Brian Kempジョージア州知事は来週議員の任命を正式に公表する予定だ。Loeffler氏は、健康問題により2019年末に辞職した、共和党のJohnny Isakson議員に代わって任命される。

Loeffler氏の選出はトランプ氏の意向に反するものになるだろう。トランプ氏は、Isakson議員の代わりとして共和党のDoug Collins下院議員を支持していた。Loeffler氏が任命されれば、ジョージア州では2人目の女性の上院議員となる。

この任命することは、Kemp州知事が推し進める、近年共和党から距離を置いている女性有権者たへのアピール活動の一環であるとAJC分析している。

Loeffler氏は2002年、夫であるJeffrey Sprecher氏が運営するインターコンチネンタル取引所(ICE)に加入するため、アトランタに移住した。2014年にもジョージア州の上院議員に立候補を検討していたが、実現はできなかったという。

一方、Loeffler氏がBakktのCEOを退任した後、誰が同社のかじ取りを行うかは明らかになっていない。しかしながら、Loeffler氏の選出は、国会における仮想通貨推進法案や市場規制の追い風になり、業界にとって良い展開になると見られる。

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