ビットコインのツイッターセンチメントを可視化
Brave New Coin(BNC)はビットコインの新たな指標を考案した。BNCはニュージーランドのブロックチェーン調査会社で、同社の開発する指数は米証券取引所ナスダックにも採用されている。
BNCが「ツイッターセンチメント」と呼ぶその指標は、同社が3400万を超えるビットコイン関連のツイートを分析し、毎週月曜日に更新される。人工知能アルゴリズムが「ビットコイン」、「$BTC」、「BTC」などといった用語を含むツイートを抽出。「意見(コメント)」、「技術」、「広告」などといったカテゴリーに分類される。
「ツイッターセンチメント」によると、1月第3週は前週比ですべてのカテゴリーのツイートが増加。カテゴリー別にみると、「意見」カテゴリーのツイートの割合が最も多く全体の30.42%を占める。
同社は2020年3月までにアルトコイン版のツイッターセンチメント指標も公表する予定だ。
オンライン上のデータをもとにしたセンチメント分析は、ブログやSNSなどに書き込まれた感情を分析するが、特定の銘柄の注目度や話題性、または市場の過熱度を判断する上で有効な一つの手段になりうる。
コメントの内容を「肯定的」「中立」「否定的」に分類しネガポジ分析を行うケースがあるが、今回の事例は、そのツイート数と、ツイート内容の分類で分けられることになる。
例えば、マイニングなどのデータに関する「オンチェーン」や、ハッキングなどの重大インシデントに関わるつぶやきなど、専門的な内容も分類されるほか、BOT(機械的な投稿)やAD(広告関連投稿)も分けて表示される。
3月までに開始されるアルトコイン関連の分析は、国際マーケットでどの通貨がどういうトピックで話題になっているかを知る機会に乏しく、指標としての重要性も上がりそうだ。