リヒテンシュタインの銀行、ビットコインキャッシュの取引・保管サービスを開始

ビットコインキャッシュの取引とカストディサービスを提供

欧州リヒテンシュタインの銀行Bank Frickが、取扱い仮想通貨を拡大し、ビットコインキャッシュ(BCH)の取引とカストディサービスを顧客に提供開始する。

同銀行によると、ユーロ、米ドル、スイスフランを使用してBCHを購入できる。

Bank Frickは2018年以来、投資家にビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、XRP、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ネム(XEM)、クアンタム(QTUM)、ステラ(XLM)などの取引を提供してきた。

Bank Frickは、顧客の仮想通貨をインターネットから物理的に分離された外部からハッキングできないコールドカストディに保管、保護している。

カストディサービスは、現在のところ機関投資家、マイニング業者、および投資額の高い富裕層の仮想通貨投資家を対象としている。

仮想通貨取引所Krakenとも連携

Bank Frickは、仲介業者にバンキングサービスを提供することを専門とする小規模銀行(従業員数200名未満)であり、従来型の銀行サービスとブロックチェーン基盤を統合して提供している。

顧客には、フィンテック企業、資産管理企業、決済サービスプロバイダー、年金基金などを擁する。

仮想通貨関連では、Kraken(クラーケン)の連携企業の1つでもあり、ユーロ圏のSEPA(欧州の決済統合イニシアチブ)振替のためにサービスを提供している。

早い段階から仮想通貨への関心を示してきた銀行としても知られ、2017年9月には、スイスフランを使う諸国では初となったビットコインとイーサリアムのバスケット取引を提供し、昨年2月には、機関投資家を対象とした仮想通貨取引プラットフォームDLT Marketsを立ち上げた。

参考:Bank Frick

CoinPostの注目記事

米ナスダック、初の分散型金融アルトコイン指数を提供
米ナスダックは初のDeFiアルトコインインデックスを追加した。MakerDAOや0xなどの分散型金融銘柄に特化した指数になる。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【2/1更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。