ETH2.0の監査結果日程
イーサリアム2.0の実装第一段階となる「ビーコンチェーン」にかかる監査結果は来週にも公開される予定だ。コーディネーターのDanny Ryan氏が先日のコール会議で明かした。
「ビーコンチェーン」とは、PoSコンセンサスへの移行となる段階で、ブロック生成のバリデータ(承認者)としてネットワークに参加するには、最低32ETHをロックアップする必要がある仕組みになる。
コール会議ではリサーチのアップデートやリリースの仮日程などに関して議論されていた。そして中では、「Least Authorityによるネットワークの監査結果は来週に公開される可能性が高く、結果がビーコンチェーンの実装日程に影響することになる」との話がなされた。
現段階ではビーコンチェーンの具体的な実装日程は決まっていないが、大枠として今年の上半期に予定されるとの報告はあった。監査の重要性とは、ネットワークの完全性や機能の運転などが検査され、合格になれば、実装に向けて準備が整う状況になる。
また、会議では試運転中のテストネットは監査結果に合わせて修正の必要性があると言及したため、以前提案された7月(イーサリアムの5周年)までに実装を目指し進めていく場合、今後3ヶ月のテストネット進捗はより重要となってくるとしている。
参考:コール会議