- 新元号「令和」がブロックチェーン上に
- 仮想通貨ETHのブロックチェーン上に新元号「令和(れいわ)」誕生の記録が記載された。日本が迎える新時代の幕開けを、半永久的に残るデータとしてブロックチェーン上でも証明する。
新元号「令和」がブロックチェーン上に
2019年4月1日、日本政府が新元号を「令和(れいわ)」と決定したことで、新たな日本の時代が幕を開ける。
このような時代の変わり目を半永久的に残るデータとして、ブロックチェーン上で記載されたことがわかった。
Staked Technologies社のCEOを務めるSota Watanabe氏が、イーサリアムブロックチェーン上のインプットデータとして「Japanese new era name is Reiwa.(日本の新元号はReiwa)」を記載、ブロック数7480083に記録されることとなった。
トランザクションハッシュは、「0x5053ad06a78ff9e676e4d7b8c55a31052c20048493ea8cd72a1ba7a74f3aa419」で、どのイーサリアムブロックチェーンエクスプローラーで確認することができ、世界中からアクセスすることができる。
コードは以下の通りだ。
web3.eth.sendTransaction({ from: ‘0x65F72C3F0c69625247d681eE845b0c92b0EC0c78’, gasPrice: web3.toWei(100, ‘gwei’),
gas: 25000,
to: ‘0x035bFd7b6f512A07843Ee369A931fBC23c7e6f1D’, value: web3.toWei(1, ‘wei’),
data: web3.toHex(“Japanese new era name is Reiwa.”) }, function(err, transactionHash) { if (!err)
console.log(transactionHash); })
これは、ブロックチェーンの仕組みを利用した方法で、ハッシュによって暗号化してブロックチェーンに入れることで、「不可逆性」を有した文章をブロックチェーン上に記載している。これは、改ざんされたかを判断するのに、ハッシュ値を照合することで確認、文書の正当性を技術的に証明することで期待される利用方法の一つだ。
要するに改変できないデータとしてではなく、改ざんがないデータを証明する技術となる。
令和として新時代を迎える日本。新たな時代の幕開けとともに、ブロックチェーン業界のさらなる発展も期待される。