COVID-2019の影響で仮想通貨・ブロックチェーン関連イベントも世界各地で相次ぎ延期・中止に

影響は世界中に波及

コロナウイルス(COVID-2019)の世界的な感染拡大を受け、大きな集客が予想されるイベントやライブの開催中止・延期の発表が相次いでいる。

仮想通貨・ブロックチェーン関連のイベントもその例外ではなく、3月に開催予定だったいくつかの大規模なイベントがすでに延期か、あるいは中止の発表を行っている。

Bitcoin2020

Bitcoin Magazineが主催するビットコインイベント「Bitcoin2020」は3月27、28日に予定されていた開催日を2020年の第3四半期に延期することを発表した。

Bitcoin Magazineを運営するBTC IncCEOの David Bailey氏がオンライン上で声明を公開した。すでに購入されたイベントのチケットは第3四半期のイベントでも自動的に有効になるという。

開催予定地であるサンフランシスコは先月の25日にコロナウイルスの感染拡大に対し緊急事態宣言を出した。併せて5日に行われたブリードサンフランシスコ市長によるアナウンスを受けて、今回の延期を決断したと、David氏は説明した。

同イベントにはbitFlyer Blockchainの加納裕三氏も登壇が発表されていた。

The DC Blockchain Summit

米国のワシントンD.Cで来週開催される予定だったイベント 「The DC Blockchain Summit」もまた延期をすることが発表された。新たな開催日程などについての詳細はまだ発表されておらず、開催側によると、現在新たな開催日程の策定に取り組んでおり、決定次第、オンラインサイト上で告知するとした。

延期に当たっての声明では、以下の様に述べられている。

ワシントンで魅力的な登壇者とともに素晴らしいイベントを予定していたので、これは難しい決断でした。しかし、登壇者、イベントへの参加者やチームの安全と健康が一番優先するべき事項です。

FinSum2020

金融庁と日経新聞が主催し、東京・日本橋で開催予定だった 「FIN/SUM BB」と同時開催の「BG2C」もコロナウイルスのため延期することになった。延期による新たな日程は4月の21日(火)、22日(水)となり、開催予定地に変更はない。

延期の決定は先月27日に新型コロナウイルス感染症対策本部から全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小が要請されたことを受けたもの。

今回の延期を受けてFINSUMでは、開催予定だった3月9・10日に、オンラインにてブロックチェーンに関するセッションを実施し、一般公開するとしている。

タイトルは「特別オンラインパネル討論「金融多様化のためのマルチステークホルダープラットフォーム-ガバナンス新時代の到来-」で、日時が3月10日18時となる。

他にもこのような延期が確認されている。

Paris Blockchain Summit

コロナウイルスの影響により、開催日時を2020年12月の9日、10日に延期するとしている。

MIT Bitcoin Expo

マサチューセッツ工科大学の「the Massachusetts Institute of Technology (MIT) Bitcoin Expo」は大学側と協議したうえで、イベントを決行することを発表した。対策として、各部屋に人数で入場制限を行うほか、出来るだけ握手などの接触を避けるよう呼び掛けている。

さらに、米テキサス州オースティンで3月13日(現地時間)から開催予定だった著名文化祭典「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」も中止を緊急発表。COVID-19拡大予防のため、開催地オースティン市側が開催中止の命令を出したという。昨年、イーサリアム共同創設者のジョセフ・ルービンやウィンクルボス兄弟もSXSWに出席し、仮想通貨やブロックチェーンの未来を語った。

以上の情報は記事執筆時点でのものであり、最新の情報は直接イベントサイト上で確認することが望ましい。

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