大手仮想通貨レンディングBlockFi、ビットコインとイーサリアムの大幅利上げ

BlockFi金利上げ

大手仮想通貨レンディングサービスBlockFiは、4月1日よりビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)レンディング金利を引き上げる予定だ。同社は現在、6.5億ドル以上の資産を管理している。

ビットコイン所有者は、5BTCまでの年利は現在の3.6%から6%になる。イーサリアムの場合は、500ETHまでは、現在の2〜3.6%から、4.5%に引き上げるという。

一方、米ドルステーブルコインのGUSDとUSDCは変わらずに、8.6%にとどまる。

BlockFiのCEOはTheBlockに応じて、利上げが可能になる理由について、「コロナや金融不安定などで、他市場の参加者がレンディングから手を引いているため、貸し出しの供給が激減」と説明。

今後数週間、ビットコインやゴールドが株式市場との相関性を引き離せるか注目するところだ。

過剰なパニックでは、何もかも売られるが、2008年の相場クラッシュ後、ゴールドの相場は回復し良いパフォーマンスを出していた。ビットコインがゴールドの後を追うか楽しみだ。

と、仮想通貨の独自経済圏の可能性を期待する。

さらに先週の大暴落時には、BlockFiは他社比較で、借り出しの強制清算は限定的だった。ビットコインが4500ドルを下回った時も、米ドルの担保仮想通貨をまったく精算せずに済んだことがわかった。

CoinPostの注目記事

分散型金融MakerDAO、仮想通貨ステーブルコインを新たな担保金で採用
ステーブルコインDaiを発行するDeFiプロジェクトMakerDAOのコミュニティは、規制される米ドルステーブルコインUSDCを担保金として利用できる提案が実施され、投票で可決したことがわかった。
ビットコイン大暴落で数億ドルの「マージンコール」発生、大手仮想通貨ローン企業で
ビットコインの歴史的急落に伴い、仮想通貨を担保とするローンで大規模なマージンコールが発生。MakerDAOはETH暴落で一時緊急閉鎖まで迫られた。