ロシアの仮想通貨マイナーに思わぬ利益 ルーブル安受け

ロシアの仮想通貨マイナーに思わぬ利益

原油価格戦争などの出来事原因で通貨価値が下落するロシアルーブルの状況を受け、ロシア国内の仮想通貨マイニング業者がより多くの利益を上げていることがわかった。

ロシアルーブルは原油価格が15年超ぶりに最安値を更新した18日、コロナウイルス蔓延とOPECプラス交渉決裂などを背景に、米ドルに対し世界で2番目に変動が激しい通貨に。原油価格の急落を受けたルーブル安で、一時的なインフレが起きている。

ルーブル安の影響は、国内の電気代などの供給コストに影響、国内でマイニングを行う業者の優位点に繋がっているという。現時点でのコストは、約20%安水準で、マイニング企業側の利益確保水準も大幅に低下していることが予想される。

米ドル建て取引されるビットコイン(採掘報酬)は、ルーブル安も影響してより多くの恩恵を受けれる状況にあるという。

ロシアのマイニングファームは主に気温の低いシベリア地域に集中している。

CoinPostの注目記事

ビットコイン半減期まで2ヶ月:中国仮想通貨マイナー再び優位に 超高性能のマイニングマシンが完売
最大手マイニングマシンメーカーのBitmainは23日、最新版ビットコインマイナーの「Antminer S19」が販売開始当日に完売したことを伝えた。半減期に向けて、中国の仮想通貨マイナーが再び台頭する可能性がある。
仮想通貨ビットコイン、3日後に過去最大規模の難易度マイナス調整 半減期後の予想ケースでも注目
ビットコインネットワークは、3日後に過去最大規模の難易度調整を控える。現在の仮想通貨マイナーの収益性の悪化を解消することに繋がる見込みだ。