仮想通貨は全面安 コイン分裂の危機、その影響やいかに | ビットバンク マーケット情報

3日のビットコイン(BTC)対円相場は133,807円(11.01%)安の1,081,054円。イーサリアム(ETH)の反動安と、前日にロジャー・ヴァー氏が、「11月15日のハードフォークでBitcoin ABCと(開発者の)アモリー・サシェット氏がビットコインキャッシュ(BCC)から分裂すると発表した」とツイートしたこともアルト売りを加速させ、BTCも下値模索となった。NY時間のドルの下落もBTC相場の支えとはならず、為替動向をほぼ無視して相場は安値を広げていった。BTC相場は下降チャネルを形成し始めたと思いきや、チャネル下限どころか、昨年から相場のレジスタンとなってきた112万円〜115万円エリアもサポートとして機能せず(第2図)、終値は101万円をも割り込んだ。アルトコイン主導の市場の下げということもあり、ETH(- 13.28%)、BCC(- 14.27%)、LTC(- 17.39%)相場が強く押し、市場の時価総額は1日で4兆円ほど一気に吐き出した。 カテゴリ: 市況・相場分析 | 記者: 長谷川友哉