ビットコイン相場分析 : 高値更新し207万円到達も利食い売りに押される、高値への警戒も必要か | ビットバンク マーケット情報

12月1日のビットコインの日足終値は移動平均線を上回り強気トレンドを示唆し、すべてのオシレーターがプラス域で推移しておりこれをコンファームしています。ビットコインは昨日、一時高値を更新し207万円を記録しました。しかしその後は高値を伸ばすことができず、利食い売りに押され日足は最終的に陰線が記録されました。価格は190万円より上位の高値を維持しています。オシレーターは短期では上昇しており、上昇のモーメントが維持されています。Fisherでは買いシグナルが継続しています。一方、長期でみるとオシレーターは下降傾向にあり、上昇トレンドの勢いが落ちてきていることを示しています。MACDは遅行線を下回り下降気味です。今週に入り反転の兆しがみられましたが、昨日再び下落しています。ADX(41)は上昇トレンドの発生を支持している一方、こちらも長期のトレンドに勢いがなくなってきていることを示唆しています。ビットコインは昨日高値を更新するなど強いプライスアクションがみられた一方、200万円より上位を維持することはできず、買い需要の減退もみられました。高値圏では売り手が優勢であるようです。チャートパターン的には、昨日の高値を頂点とした三尊を今後形成する可能性があるため、高値圏での深追いロングは注意が必要です。昨日は200万円付近のレジスタンスが非常に強いことが改めて示されました。オシレーターのMACDは下落トレンドに入っており、相場はディストリビューションフェーズに入った可能性があります。高値をさらに目指す動きにならないようならロングの利益確定を考慮してもよさそうな相場状況になってきました。 カテゴリ: 市況・相場分析 | 記者: 真田雅幸