日銀決済機構局がDeFi(分散型金融)レビュー、潜在的メリットとリスクにも言及
日銀のDeFiレビュー日本銀行(以下、日銀)の決済機構局に所属する北條真史氏および鳩貝淳一郎氏が暗号資産に関する「自律的な金融サービスの登場とガバナンスの模索」のレポートを公開した。同レポートは、DeFi(分散型金融)に関する仕組みへの模索を紹介するもので、暗号資産のスワップや貸し借り、イールドファーミング、デリバティブ、カストディ、保険、ガバナンストークンなどに幅広く触れつつ、規制の課題も指摘した。レポートはまず、昨今のDeFi市場の規模に触れて、その全体運用残高(トータルロックバリュー)が昨年4月末以...