週間ビットコイン相場 2019/7/2 ビットコイン価格が150万円から急落、高値から約25%下落

ビットコインの先週の終値は117.4万円で、週間の上昇率は0.82%でした。現在の価格は106万円ほどで推移しています。


Bitbank,BTC/JPY(週足)

150万円から大幅下落、週足は天井のサイン

先週のビットコインの週足は、大きく上昇した場面から売られてたことで大きな上ヒゲを付け終値を迎えました。150万円まで一時28%の週間上昇率を記録したものの、最終的には0.82%まで上昇幅を縮小させました。

ビットコイン価格は週の始めに雲を上方ブレイクしましたが、終値ではブレイクが否定されました。現在大幅に下落している一方、価格は転換線の上で推移していることから長期的にみると上昇トレンドの価格調整の範囲内であると言えます。

Bitbank,BTC/JPY(日足)

日足を見ると、現在価格は115.9万円の基準線を下回って推移しています。基準線を下回るのは約20日間ぶりです。価格チャート下のインジケーターでは、RSIが50を下回ってきておりやや弱気を示唆しています。MACDはゼロラインを大きく上回っているものの、シグナル線をデスクロス(DC)しており売りのシグナルが点灯しています。

Bitbank,BTC/JPY(4時間足)

4時間では、価格が雲を下方ブレイクしており弱気なチャートが形成されています。さらに遅行線も雲を下方ブレイクしています。4時間足のRSIは33.6でかなり弱気に振れてきています。MACDはゼロラインを下回って推移してきており、こちらも弱気を示唆しています。

長期の週足では上昇トレンドが継続しているようにみえますが、日足や4時間足では下落を示唆するシグナルが多く点灯しています。短期的には下落する可能性が高い相場となっています。

Bitfinexで大量のショート・ポジションが解消され、ロング・ショート比率が逆転

BitfinexのBTC/USDのマージントレードのポジションで大きな変化がありました。一時約3万BTCまで積み上がっていたショート・ポジションが、29日に一気に約1万BTCまで下落しました。

Bitfinex,ロング・ショート・ポジションチャート

この大量のショートの解消により、ロング・ショート比率も大きく変化しました。

Bitfinex,ロング・ショート比率チャート

現在のポジション比率はロングが約65%、ショートが約35%です。ロングの割合は2018年8月の水準にまで上昇しています。

今回のチャート上では約60%のショート・ポジションが一気に解消されたことになっており、大口トレーダーがポジションを解除したものと思われます。

ロング・ショート比率は市場の偏りを探る判断材料としてトレードにも利用することができます。しかしBitfinexのロング・ショート比率のデータは、大口トレーダーの影響を大きく受けるデータであるため、市場の偏りを正しく表すデータとは言えないかもしれません。


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