「影の金融システム」になりうる仮想通貨、IMFがリスク評価を提案
マクロ金融リスクを理解する国際通貨基金(IMF)は9月29日、「暗号資産(仮想通貨)に起因するマクロ金融リスクの評価」と題した研究報告書を発表。各国が仮想通貨領域における潜在的リスクを特定、防止、軽減するための概念的な枠組みとして、仮想通貨リスク評価マトリクス(C-RAM)を提案した。執筆者らは、推定時価総額約180兆円(1.2兆ドル:2023年4月末時点)に達した仮想通貨市場が、世界経済においてますます重要性を増しており、新たな「影の金融システム」となる可能性があると指摘。ここ数年で急速な成長を遂げた仮...