週間ビットコイン相場 2019/7/9 ビットコイン価格は乱高下が続く、再び高値を目指す展開へ


ビットコインの先週の週足の終値は124.6万円で、週間の上昇率は約7.2%でした。現在の価格は138.3万円ほどで推移しています。

Bitbank,BTC/JPY(週足)

ビットコインは再び140万円台目前まで価格を戻す

ビットコインの価格は6月26日に記録した149.9万円から一時30%下落したものの、その後価格は回復し高値圏へ戻ってきています。下値は固く多くの買い支えにより140万円回復は目前となっています。

2週間前の週足が長い上ヒゲを付けたため先週は大きな下落が予想されたものの、最終的に終値で雲を上方ブレイクすることに成功しています。さらに今週は遅行スパンも雲を抜けてきており、このまま終値を迎えることができれば週足の一目均衡表は強い上昇トレンドを示唆することになります。

Bitbank,BTC/JPY(日足)

日足を見ると、価格の大きな下落に対して基準線がサポートとして機能していました。その後は徐々に安値を切り上げ再び上昇トレンドへ戻ってきました。インジケーターのCCIでは7月8日の終値で100のラインを超えたことで買いのシグナルが点灯しています。さらにMACDもゴールデンクロス(GC)間近と上昇トレンドの継続を示唆しています。

Bitbank,BTC/JPY(日足)

ビットコインの日足は上昇トレンドを回復している一方で、出来高は先細り平均を大きく下回っており上昇トレンドが長続きしない可能性があります。Stoch RSIは22.8で推移し弱気を示唆しています。またビットコインはこれまで価格が大きく上昇する直前、CCIは0ラインを下回り価格の調整が行われる場面が多く見られました。しかし今回はCCIが0ラインを下回らずに100ラインを超えており、価格の調整不足が見受けられます。

sk3w.co,ビットコイン先物価格推移

ビットコインの先物価格推移を見ると期先の先物取引価格ほど高くなっています。すでにロング・ポジションを保有しているトレーダーが多くいると考えられるため上値の重しになると予想されます。

先物価格推移と価格の調整不足を加味する上昇の燃料となるショート・ポジションは多く溜まっていないと推測されるため、高値圏での上値の後追いは注意が必要です。


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