- コインベース、英国でZcashの取り扱い終了へ
- 米仮想通貨取引所コインベースが、英国ユーザーに対し、匿名仮想通貨Zcash(ZEC)の取り扱いを中止することを発表。8月26日までに他の仮想通貨に交換するなどの対応を求めている。
米CB、英国でZcashの取り扱い終了へ
米仮想通貨取引所コインベースが、英国ユーザーに対し、匿名仮想通貨Zcash(ZEC)の取り扱いを中止すると発表した。
コインベースが8月9日に送付したメールには、「2019年8月26日以降、英国ユーザーはZcashの残高を保有することができない」と記載されている。
これを受け、英国ユーザーはZcashを他の仮想通貨に交換するか、また他の取引所かハードウェアウォレットに移す必要がある。
8月26日までにどちらの対応も行わなかった場合、Zcashの残高は自動的に英国ポンドに清算されるという。
Zcashを開発した米Electric Coin社は、「英国在住のユーザーは、現在でも仮想通貨取引所CEX.IOでZcashの売買は可能だ」と、8月9日にツイートしている。Zcashの取り扱い中止は、あくまでコインベースだけだと説明した。
今回のCoinbaseの突然の発表は、イギリスの歳入税関庁(HMRC)から送付された書簡が影響しているとみられる。HMRCは、その書簡で、コインベースとeToro、CEX.IOの仮想通貨取引所に対し、顧客や取引の情報の提出を求めた。
Electric Coin社は8月9日のツイートで、Zcashは英国の規制に100%準じており、本人確認(KYC)やアンチ・マネー・ロンダリング(AML)対策も問題ないとツイートしている。