仮想通貨ビットコインに何者かがスパム攻撃か メモリープールで異常値

ビットコインに何者かがスパム攻撃か

ビットコインのネットワークが、何者かによってスパム攻撃を受けている可能性が浮上した。1Satoshiの未確認トランザクションが大量に発生したことが確認された。

仮想通貨DEXを運営するKomodoプラットフォームのTSS氏が、ビットコインメモプールの異常事態を報告した。

取引が1Satoshiであることから、取引としての優先順位度が低く、ネットワークへの影響を及ぼす可能性は極めて低い。なぜこのような取引が発生したのか、明確な理由は現時点でわかっていない。

追記(21:11):現在ビットコインキャッシュのハードフォークが行われており、ストレステストの可能性も指摘されている。

日本時間の16時より大量の1SATOSIのトランザクションが発生、BTCメモプールのサイズは100MBに達しようとしている。

メモプールとは、ユーザーが送信した取引を一度格納するプールのことで、マイナーの各コンピュータで構築される未確認のデータのことを指す。

ブロックの生成権利を得たマイナーが、自身のメモリプールからブロックを生成。メモリープール内の取引で優先順位が高いものをブロックに格納し、確認(confirmation)を行うが、残ったデータはそのまま残され、未確認(unconfirmed)の状況を維持する。(2重支払いを防ぐため、確認済みの取引は削除される)

CoinPost編集部が確認する限り、Blockchain.comのデータでは、直近1年で最も高いメモリープールサイズに到達。

メモリープールの状況を確認できるJohoe’s Bitcoin Mempool Statisticsのデータでも1satoshiのトランザクションが16時時点から跳ね上がっていることが確認できる。