連邦当局はDropBit CEOが3億1100万円分のビットコインを使った闇取引で告発、逮捕した
DropBit(暗号資産ウォレット)のCEO、ラリー・ディーン・ハーモン氏は3億1100万円分のビットコインを使いマネーロンダリング目的の闇取引を行なっていたとして起訴、逮捕されていた。
連邦当局はハーモン氏を12月に起訴、2月6日に逮捕した。連邦当局はハーモン氏が無免許で送金事業を運営しており認可のない資金取引を行ったとしている。
またハーモン氏は連邦当局が2017年にシャットダウンしたダークネットウェブ、AlphaBayで違法薬物を売っていたとして告発されている。またAlphaBayはフェンタニルやヘロインなどの主要な闇市場であった。
2014年から2017にかけてハーモン氏は独自のミキシングサーブスを使い354から468ビットコイン分の資金洗浄を行っていたと言われていた。
連邦検察官はハーモン氏に対し数億円の罰金と財産の没収が課されるとした。
DeFiを率いるスタートアップ、Compoundの法律顧問、ジェイク・チャーヴィンスキー氏は自身のツイートでこのケースは”tough”(タフ)であると表現し法務省は無免許の送金違反への請求に対し”going too far”(度が過ぎる)との見解も示している。
各国で暗号資産関連の法整備が進む中、このように連邦当局の対応も厳しくなっているのかもしれない。