ビットコインキャッシュの半減期まで1日
仮想通貨 ビットコインキャッシュ(BCH)のブロック数が、24時間前に当たる残りブロック数144に到達、平均ブロック時間からの逆算で半減期までの到達時間が24時間を切った。
ビットコインキャッシュの半減期カウントダウンによると、実行ブロック630,000の到達は、日本時間8日22時〜23時頃になる予定。データサイトによって1〜3時間の誤差はあるが、ブロック生成速度に大幅な乱れがない限り、約1日で半減期が実行される。
ビットコインキャッシュの半減期後には、ビットコインSV(BSV)、その後には最も注目が集まるビットコイン(BTC)の半減期が予定される。
これら3銘柄の実行ブロックは共に630,000。採掘の報酬が12.5から6.25に半減し、インフレ率は3.6%から1.8%に低下する見込みだ。
BCH・BSV・BTCの半減期予定日(4/7時点:Coin.Dance参照)
ビットコインキャッシュ(BCH):1日後(4月8日予定)
ビットコインSV(BSV):約2日後(4月9日予定)
ビットコイン(BTC):約34日後(5月11日予定)
半減期後の動向で、注目すべきポイントは2点。
一つ目が、ハッシュレート動向。二つ目が、半減期後のマーケットの需給関係だ。
ハッシュレートについては、ビットコインキャッシュの半減期が、他の2通貨と比較して先に半減期を迎えることで、経済的合理性に基づきマイニングを行う事業者が、撤退もしくは他のチェーンへ移る可能性が指摘されている。
一方のマーケットの需給関係は、半減期後すぐに現れるものではないが、投資家が最も注目するポイントのひとつ。半減期後のマイナーの混乱が落ち着いた後は、純粋にマーケットへの資金流入額が維持されることで、新規発行量減少がマーケットに影響する可能性がある。
著名アナリスト『PlanB』がビットコインの半減期後の推移で、BTCが7000ドルを維持するための資金流入(インフロー)を計算した例では、約1.9億ドルと大幅に減少する見込み。現在の4億ドル水準が維持できれば、市場の価格高騰は必至だ、と解説した。