週間ビットコイン相場 2019/5/28 上昇三角形持ち合いをブレイクし価格は95万円に到達

ビットコインの価格は、先週の87.4万円から約8.6%上昇し95.7万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。

Bitbank,BTC/JPY(日足)

上昇三角形持ち合いを抜けビットコイン価格は100万円に接近

今週のビットコインは上昇三角形の上値となっていた90万をブレイクし価格がさらに上昇しました。最高値は97.8万円を記録し100万円まであと一歩のところまで上昇しました。

Bitbank,BTC/JPY(1時間足)

上昇を開始したが月曜日の午前4時だったこともあり、事前にブレイクを予想しポジションを持っていたトレーダー以外は今回の上昇に乗るのが難しかったかもしれません。ブレイク時の出来高も比較的に低水準でした。

Bitbank,BTC/JPY(日足)

日足のラインチャートを見ると、5月2日から価格は終値で一度も転換線を割っていません。非常に強い値動きをしており、このまま順調に行けば100万円到達も時間の問題かもしれません。

ファンディングレートが上昇、ロング・ポジションが急増していることを示唆

Bitmexの無期限先物取引のファンディングレードが上昇しており、ロング・ポジションが積まれていることを示唆しています。

Bitmex,ファンディングレート

今週26日頃からファンディングレートが上昇しロング側が支払う手数料が高騰しており、現在は0.14%ほどのファンディングレートが確定しています。

ここ数ヶ月間平均してファンディングレートがマイナスで維持されていましたが、最近の価格高騰を受け変化がでてきています。白点の平均のファンディングレートを表す値は、0.000156を記録しており昨年10月以来の正の値を記録しています。

Bitmex,XBTM19

6月に限月を迎える先物取引価格は上乖離を拡大させ、現在2.64%ほど現物価格より高い値段で取引されています。

Bitmex,XBTH19

9月に限月を迎える先物価格も上乖離が拡大しており、現在3.6%ほど現物価格より高い値段で取引されています。

先物市場の動向を見ると、ロング・ポジションの比率が増えていることから強気のトレーダーが多くいることがわかります。値動きは非常に底堅い一方で先物市場ではロング・ポジションに偏りがでてきているため、ロングのロスカットによる急落には注意が必要そうです。

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