Bitfinexがトークン焼却プロセスをモニタリングできるサイトを公開

暗号通貨取引所Bitfinexは自社トークンであるLEOの焼却(Burn)プロセスをユーザーがリアルタイムでモニタリングできるサイト「LEO Transparency Dashboard」を公開した。Bitfinexはトレーディング手数料で得た収益の一部を使いLEOを買い戻した後、焼却し総供給量を減少させる。

LEO Transparency Dashboardでは、LEOが買い戻されている数量や焼却予定のLEOが表示されており、ブロックチェーン上のアドレスを通じて確認することができる。

サイトでは、左から1時間以内に買い戻されたLEOの数量、焼却予定のLEOの数量、24時間以内に買い戻されたLEOの数量が表示されている。買い戻されたLEOは3時間毎に焼却される仕組みになっている。

サイトでは日次の焼却LEOの数量が棒グラフによって表されており、供給量の減少を目で追うこともできるようになっている。

ホワイトペーパーには、Bitfinexの親会社であるiFinexの利益の27%を使いLEOを市場から買い戻すと記載されている。買い戻しは1時間ごとの市場価格で行われる。現在はトレーディング手数料の利益のみで買い戻しを行っているが、今後は出金手数料やファンディング手数料の利益の一部も買戻し資金に充てられる予定だ。

LEOは5月22日にローンチされ、プレセールでは1LEO=1ドルで販売され10億ドルの資金調達に成功している。LEOはイーサリアムとEOSの異なるブロックチェーン上でトランザクション履歴を確認することができる。

LEOは5月20日からBitfinexで一般取引が開始されており、上場初日の終値は1.07ドルだった。その後価格は順調に上昇し6月12日には1.96ドルを記録し、上場後の3週間の上昇幅は約84%だった。

Bitfinexはデリバティブ取引の提供を近日中に開始することを発表しており、こちらの収益の一部もLEOの買い戻し資金に充てられる予定だ。今後はさらに多くのLEOが買い戻されることが予想されるため、引き続き価格の上昇トレンドが続く可能性が高い。


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