仮想通貨市況
12日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比1.68%安の77.4万円と続落した。
4時間足、日足更新の重なる9時までに反発を見せていたが、79万円(7290ドル)で売り浴びせに遭うようにして大幅反落、一時77万円(7080ドル)まで下落した。 「噴けば売り」が市場のコンセンサスと化しつつあり、日足軸で短期では7800ドル、中期では9100〜9300ドルを明確に超えない限り、軟調な相場が続きそうだ。
一方、TxWestCapitalのThe Wolf Of All Streets(Scott Melker)氏は、再び買いポジションをとったと言及。日足チャートで、トレンド転換の起点となり得る「Bullish SFP(Swing Failure Pattern)」を示唆した。
I bought Bitcoin again. We have a potential bull div now on the DAILY chart (call me in 22 hours) and lower time frames. Also, price just wicked below the previous swing low and bounced a bit – bullish SFP? pic.twitter.com/kQFBWArCUO
— The Wolf Of All Streets (@scottmelker) December 12, 2019
SFPの性質については今年8月、estetika420氏が、株・先物・FXのトレーダーと投資家のためのソーシャルネットワーク「TradingView」の投稿で解説している。
参考:【BTC短期分析】海外トレーダーの予想で見る”SFP(Swing Failure Pattern)”とは
Trade Blotterに好反響
仮想通貨取引所TaoTaoは、取引情報の準リアルタイムレポートサービス”Trade Blotter”(トレードブロッター)をリリースした。トレーダー需要に応える形で、より利便性の高い、投資判断に役立つサービスを提供したものと思われる。
【取引情報の準リアルタイムレポートサービス
— TAOTAO(タオタオ)暗号資産/仮想通貨取引 (@taotao_ex) December 11, 2019
Trade Blotter (トレードブロッター)リリースのお知らせ】
PC版取引ツールの「情報サイト表示」メニューから
TAOTAOでの顧客取引における「未決済建玉」「指値」「歩み値」をご覧いただけるようになりました。
詳細はこちらhttps://t.co/LQciFePS9V
Trade Blotterでは、他のトレーダーが抱えるポジションの含み損益を踏まえた市場予測に役立つ「未決済建玉(OI)」情報のほか、他投資家の指値情報(板の気配値)や歩み値情報が、一般投資家に開示される。
気配値とは、各価格に対して注文が入っている数量が表示されるもので、歩み値とは、投資家の約定履歴で何時何分何秒にどれくらいの枚数約定したのかが可視化されたものだ。
いずれも大口のポジション動向を察知しやすくなるため、外国為替証拠金取引(FX)市場や株式市場でも、デイトレーダーやスキャルパーといった短期筋を中心に重宝されている。
また、仮想通貨TAOTAOの荒川社長は11日、noteにて2019年11月の実績報告を行い、現物取引額約1.4億円に対し、レバレッジ(証拠金)取引が約880億円と開業以来最大だった10月の約580億円を上回ることができたと言及。
仮想通貨市場の低調が長引く中、利用者の目はますます厳しくなっている状況にあるなか、「顧客第一主義」を掲げオンライン証券事業でネット証券No.1の不動のものにしたSBI証券同様、ユーザー本位の運営体制が、支持基盤拡大に繋がるか注目される。